MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。
今回は、セレクトショップ「CANNABIS(カンナビス)」オーナーの畑中良太(はたなかりょうた)さんにご参加いただきました。
Lei:初めまして!まずは自己紹介をお願いします。
良太:畑中良太です。CANNABISのオーナーをしています。
Lei:今日はCANNABISにて撮影させていただきました。CANNABISのご紹介もお願いします。
良太:国内外問わず、さまざまなブランドを扱うセレクトショップです。関係がある方とイベントやポップアップを開催したりしています。単なる服屋というよりは、アートや音楽、ファッションなど、いろいろな要素を取り入れて動いています。
Lei:どのようなイベントをやられているんですか?
良太:DJを集めて音楽イベントだったり、店の屋上でアートを展示したり、ブランドとクラブでパーティーを開催したりしています。
Lei:現在はDJとしても活躍するHIMAWARIさんと2人体制で運営されていると伺いましたが、2人の担当などあれば教えてください。
良太:イベントごとはHIMAWARIがやってくれることが多く、お店の管理は自分がやることが多いです。
Lei:どのような基準でブランドやアイテムを選んでいますか?
良太:最近はどこのお店も通販で変えるし、東京は特にお店が多いのであんまり他店で取り扱いのないブランドを入れたいと思っています。
Lei:最近のセレクトショップはブランドのラインナップが近かったり、昔ほど目新しいブランドを取り扱わないお店が増えた印象があります。
良太:そういう取り扱いの多いブランドはどこも売れるけど、売れるかわからないけどここでしか見れないブランドをセレクトしたい思いがずっとあります。
Lei:お店作りで大切にしていることはありますか?
良太:人との関わりです。ただ知らない人のブランドを仕入れて売るだけじゃ面白くないので、この人と何かやりたいなと思ったら取り扱ってなくてもポップアップをしたりしています。この間は仲良い台湾ブランド「PLATEAU STUDIO」がお店を出すから、自社ブランド「SUB-AGE.」とコラボレーションアイテムを制作し、ポップアップを台湾で行いました。普段は取り扱っていないブランドですが、せっかくなので台湾から帰ってきてからCANNABISでも「PLATEAU STUDIO」のアイテムを置いています。
Lei:関係性があるからこそできることですね。良太さんについてもお聞かせください。普段のご自身のファッションスタイルを教えてください。
良太:楽だし汚れても許せるので、ほとんどデニムしか履かないです。持っているボトムスもほぼデニムで、20本ぐらいあるかも。足元は基本的に革靴を合わせます。デザインはシンプルめで綺麗めなシルエットが好きなので、Tシャツなども基本的にMサイズで肩ピッタリで着ます。
Lei:今日はMEQRIの商品から好きなアイテムを選んでいただき、CANNABISでお取り扱いのあるアイテムでスタイリングをしていただきました!今日のスタイリングのこだわりやポイントを教えてください。
良太:やっぱりデニムです(笑)。これは前に取り扱っていたブランド「Allege.」のデニム。最近は販売されていませんが定番で出ていたアイテムです。セミフレアなのでやりすぎてなくて、細すぎず、太すぎないのが合わせやすく気に入っています。昔から愛用して一番履き続けているデニムで、色落ちしたら嫌なので、3本買いました(笑)。デニムジャケットは今取り扱っているロサンゼルスのブランド「NO MAINTENANCE」。私物としても購入して色味は濃いめで、着ていくと柔らかく馴染んできます。このブランドは去年パリにいった時にデザイナーとお茶しながら直談判して、今年4月の来日したタイミングでポップアップをしてもらって、取り扱いが決まりました。靴は「adidas」×「WALES BONNER」のスニーカーです。いつもは革靴なんですけど、色が豊富でシャレ感が出るので今年はスニーカー履きたいと思い、友達にベルリンで買ってきてもらいました。
Lei:デニム×デニムなのにスタイリッシュなスタイリングにイエローの差し色が素敵です! では、「刃牙 Tee 死刑囚」を選んだ理由を教えてください。
良太:死刑囚編を含めたシリーズ2作目『バキ』がめっちゃ好きなんです。死刑囚が海外から脱獄してきて日本の奴らと戦うのが男心をくすぐられましたね。新しい角度で衝撃的でした。
Lei:「刃牙」シリーズを初めて読んだのはいつですか?
良太:高校生の時から読んでいます。最初読んだ時、男の漫画だ!と思いました。当時から今まで何度も読み返したり、継続して読み続けています。
Lei:どのシーンが特に印象に残っていますか?
良太:死刑囚編のシコルスキー対ガイアの戦いで、ガイアが砂でシコルスキーの目が見えない状態にして攻撃するんです。攻撃がくるのはわかっているけど、いつどこから攻撃されるかわからない恐怖が真の恐怖だと、その時のガイアが言い放ったセリフがかっこよすぎて印象に残っています。「刃牙」は戦いのシーンが多く、特に戦いはセリフより描写がメインなのですぐ読み終わってしまう巻もあるんですが、こういう印象に残る名言が深みがあって好きです。