MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。
今回は、モデルとして活躍される筒井結愛さんにご参加いただきました。
Lei:初めまして!早速ですが自己紹介をお願いします。
結愛:筒井結愛です。21歳です。モデルや俳優業をしています。
Lei:今日はMEQRIの商品から好きなアイテムを選んでいただき、私服でスタイリングをしていただきました!今日のスタイリングのテーマやこだわりを教えてください。
結愛:今日は黒のTシャツだったので、シンプルになりすぎないように、中にシースルーのヒョウ柄インナーをレイヤードしてみました。
夏でも重ね着が楽しめるように、透け感のある素材で柄を取り入れています。
ボトムはハーフパンツにTimberlandのブーツを合わせて、全体的に少しメンズライクな雰囲気に仕上げました。
Lei:メンズライクの中にもヤンチャな女の子っぽさがあって可愛いです。「寄生獣 Tee 旅の終わり」のお気に入りのポイントはありますか?
結愛:"PARASYTEというロゴが気に入っています。バックプリントの手のイラストも印象的で、私の好みなんです。
Lei:大きめサイズを選んでいただきましたよね。
結愛:そうなんです。普段からスタイリングではバランスを大事にしていて、今日のスタイリングも全体的にダボっとしたシルエットなんですけど、その中でも上下のバランスにはこだわりました。自分の中に『寄生獣』のイメージがあって、"戦い"みたいなムードも意識しつつ、でも決めすぎない、ラフさやカジュアルさ、少し"ボロ感"みたいなものも出したかったんです。なので、ピタッとした服よりは、上下ダボっとしたアイテムを選んで、でもただルーズに見えないように、背中にTシャツをインすることで全体のバランスを整えました。
Lei:普段はどういったスタイルがお好きですか?
結愛:モノトーンが多いです!結局モノトーンやグレーを選んじゃうんですよね。最近の気分はどこかに"ゆるさ"を入れるスタイルが好きです。例えば、トップスにジャケットなどの少しかっちりしたアイテムを持ってきて、ボトムはボリューム感のあるスウェット系にしたり。靴はとんがったブーツを合わせたり。"決めすぎてないけど、ちゃんと決まってる"みたいな、ちょっと抜け感のある雰囲気が好きです。
Lei:スタイリングもそうですが、結愛さん自身の雰囲気も一貫して"強さ"を感じます。
結愛:強い感じで行こう!とは思っていないんですけど、テンションが上がるのは強い感じなんです。朝準備して、どこかに向かうときも身につけてる服によって気分が全然違うんですよね。白Tにデニムでシティっぽくまとめるのももちろん可愛いし、そういう気分の日もあるんですけど、やっぱり、自分の中ではどこかに"クールさ"とか"強さ"を感じるアイテムを取り入れてる日のほうが、テンションがが上がってますね。
Lei:お買い物したりとか、スタイリングを決める際に参考にしているものはありますか?
結愛:スタイリングを決めるときって、もう完全に感覚なんですけど、「これだ!」っていう瞬間があるんです。なんかちょっとでも違うかも...って思ったら、そのままじゃ出かけられなくて。全体のバランスが整った瞬間を感じられないと、無理なんですよね。その「これだ!」って思える感覚って、たぶん普段から見てるものが影響してると思ってて。映画とかMV、ピンタレストとか、日々目にしてる"可愛いな"って感じるものが、自分の中に積み重なって、インスピレーションになってるんだと思います。
Lei:じゃあ、「なんか違うかも...」って思ったら着替え直しますか?
結愛:着替え直します!それで遅刻することあります(笑)
めっちゃオフの日とかでも、適当すぎるのは無理です。なんとなくオシャレではいたいんですよね。すっぴんで帽子かぶってたりするけど、その中でもちゃんと自分が納得できるコーデでいたい。別に"めっちゃオシャレ"ってわけじゃないんですけど、ラフでもバランスだけはちゃんと取りたいなって思ってます。
Lei:Instagramを拝見していると結愛さんのスタイルが確立されているのを感じます。どのようにしてご自身のスタイルを確立されたのでしょうか。
結愛:小さい頃から両親の影響で、フリフリよりもクール系の服が多くて、自然とそういうテイストが自分にも染みついてたんだと思います。
それと、私は気になったものをとことん追求するタイプなんです。雑誌やカタログで「このスタイル可愛い」と思ったときに、「どこがかわいいんだろう?」「何に惹かれたんだろう?」って考えるのが好きで。ただ"可愛い"で終わらせずに、スタイリングの中で自分がいいと思うポイントを見つけ出して分析してました。そうやってインプットとアウトプットのその繰り返しが、今の自分のスタイルにつながっているのかもしれないです。
昔からスタイルの軸は変わってないけど、トレンドの一部を自分のスタイルに落とし込むのが得意だなって思います。
Lei:ではTikTokやInstagramなどSNSなどでファッションやメッセージを発信するとき、気をつけていることやこだわりは?
結愛:メイクやスタイリング参考にしてくれる同性のファンの子が多いので、Instagramでは、お仕事の投稿の次は必ず私服を載せたり、ストーリーでメイクがわかるような写真をアップしたり。そうやって、飽きられないように意識してます。
Lei:ファンの方たちに寄り添って発信しているんですね。
結愛:そうですね。昔からそうありたいと思っています。Popteen時代から応援してくれたり、一緒に頑張ってきた時期もあったので、繋がりを大事にしています。ただの活動者とファンの関係性じゃなくて、友達感覚で「お互い頑張ろうね」って言えるような関係性でいたいなって。それぞれ1人1人の人生がある中で、少しでも寄り添えれたら嬉しいです。辛いときはDMで気持ちを吐き出してくれてもいいし。やってることは違っても、抱える思いは意外と似ていたりする。そういう感覚を少しでも共有して、そばにいられるような存在でありたいと思っています。
Lei:ファンの方はきっとめっちゃ嬉しいですね。そんな結愛さんがこの夏注目しているアイテムやスタイルはありますか?
結愛:この夏は太いヘアバンドに注目しています。最近前髪をなくし始めたので、オールバック挑戦したいんです。ヘアバンドで海外要素を取り入れていきたいです!
Lei:では『寄生獣』についてお聞かせください。『寄生獣』を初めてご覧になった感想は?
結愛:一気読みした記憶があります。たしか、1日で全部見終わったくらい、没頭してました。それくらい引き込まれたし、ひとつひとつのセリフや出来事にすごく考えさせられることが多くて...。ただの物語じゃなくて、自分の生きている現実と重ねて考えられるような作品があるんだ、っていう衝撃がありました。
Lei:『寄生獣』の漫画は1990年に発売されており、結愛さんが生まれる約14年も前の作品になりますが、それについてはどう思われますか?
結愛:『寄生獣』ってこれからも、どんな時代でも通ずる本質的な内容だと思うんです。そんな作品を私が生まれる何年も前に世に出しているのは世界の確信ついちゃってるなと思います。"人間とは"みたいな部分の本質が描かれていて、どこまで思想を深めたらそんな答えにたどり着くんだろって。
Lei:印象に残っているシーンはありますか?
結愛:「シンイチ......『悪魔』というのを本で調べたが......いちばんそれに近い生物は やはり人間だと思うぞ......」っていうミギーのセリフがあってそれが全てだなと思いました。

Lei:ミギーは新一の唯一無二の独特なパートナーですが、結愛さんにとっての唯一無二のパートナーはなんですか?
結愛:イヤホンかもしれない。音楽が好きでずっと聞いてます。外の世界と遮断できるのがよくて、もはや音楽を流さずにイヤホンしてる時もあるぐらい(笑)
Lei:最後に『寄生獣』の魅力はなんでしょう。
結愛:「人間とは何か」みたいな本質を突いてるからこそ、いろいろ考えさせられる。
そこがこの作品の一番の魅力な気がします。
Lei:ありがとうございました!
筒井結愛
Instagram @yua_tsutsui
2004年1月18日生まれ、愛知県出身。
クールな見た目と170cmの長身を活かし、モデルや俳優業で活躍中。昨年は俳優デビューにて、園田新監督の短編映画「COLORable」の主演を努めた。TikTokフォロワー30万人越えで若い世代への認知度も抜群。
Lei
Instagram @leipooon
1997年、兵庫県出身。MEQRI JOURNAL ディレクター。13歳からタレントとして活動後、2022年に自身のブランド『Margarines』をスタートしデザインやディレクション全てを行う。同年、クリエイティブスタジオ『studiolab404.com』の立ち上げと共にメンバーとして加入。
着用アイテム
寄生獣 Tee 旅の終わり
着用者身長:170cm
着用サイズ:L