MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。
着用アイテム
ブラックラグーン Long Sleeve Tee Bloodsport Fairy Tale
Color: INK BLACK
Size: M/L/XL/XXL
着用サイズ: M

今回は、大阪を拠点に美容師として活躍される里咲子さんにご参加いただきました。
Lei:初めまして!まずは自己紹介をお願いします。
里咲子:美容師の里咲子です。
Lei:今日はMEQRIの商品から好きなアイテムを選んでいただき、私服でスタイリングをしていただきました!今日のスタイリングのテーマやこだわりを教えてください。
里咲子:ヘンゼルとグレーテルをイメージして、女児っぽいスタイリングに子供心で来ました(笑)
Lei:「ブラックラグーン Long Sleeve Tee Bloodsport Fairy Tale」を選んでいただいた理由や、お気に入りポイントは?
里咲子:ヘンゼルとグレーテルのストーリーがすごく好きなので、このアイテムを選びました。もちろん2人のビジュアルも好きなんですが、切ないバックボーンも含めて愛おしさも感じるんです。
Lei:普段はどういったスタイルがお好きですか?
里咲子:ジャンルと言われると自分でもわからないんですけど、どこか2次元っぽいシルエットが好きです。今日みたいな女児っぽい感じや、女の子のフィギュアのシルエットをイメージしたり、初音ミクを好きな女の子や、『NANA』のファンが着ていそうな服を妄想したりしてスタイリングしています。
Lei:では、スタイリングをする際のマイルールはありますか?
里咲子:スカートを履くことが多いんですけど、スカートとソックスの間の素肌の幅はいつも考えていますね。ハイソックスだと少し綺麗めに見えたり、ニーハイソックスだとアイドル感のあるぶりっ子した感じに見えるので、気分でこだわっています。
Lei:よく行くショップや、今注目しているブランドはありますか?
里咲子:好きなブランドは「Ans Dotsloevner」。私が好きな子供心が残る服を唯一大人っぽくしてくれたって感じ。今日履いているスカートも「Ans Dotsloevner」です。
Lei:里咲子ちゃんのスタイルにおいて、影響を受けた人物やカルチャーなどはありますか?
里咲子:漫画やアニメなど2次元の作品に影響を受けました。幼稚園の頃、父が出張に行くたびに『犬夜叉』を買ってきてくれて、たぶん父は移動で読んでいたんだと思うんですけど、私もそれを読むというか絵を見て楽しんでいたんです。そこでかごめちゃんに憧れ始めたのが2次元を好きになった入口ですね。小学生になると「ちゃお」に夢中になって、自分の中にある"理想の女の子像"は、あの頃読んでいた「ちゃお」から作られているような気がします。
Lei:特に影響を受けた作品はありますか?
里咲子:矢沢あいさんの作品や『きらりん☆レボリューション』、『しゅごキャラ!』です。ファッションを好きになったきっかけの作品です。当時読んでいた頃は主人公たちが着ているような服は買ってもらえなかったので、今のスタイルに影響していますね。
Lei:ずっと女の子にフォーカスして漫画やアニメをご覧になっているんですね。大人になって今まで辿ってきたカルチャーの影響を感じることはありますか?
里咲子:作品を見返している時ですね。自分は子供のまま成長しているので、過去の作品を観ていると大人になりきれなかった部分を感じるんです。いまだに2次元に憧れていて、大人になってしまった現実を信じたくないのかも。
Lei:普段から漫画は結構読まれているんですね。
里咲子:漫画も本もめっちゃ読みますね。時間があれば読んでいます。
Lei:新しい作品はどうやって見つけていますか?
里咲子:大きな本屋さんも小さな古本屋さんもよく行くんですけど、そこで何回も結局手にとってしまう漫画とかありません?これ前も気になってたなって。そういう作品を買っています。
Lei:漫画は里咲子ちゃんにとってどのような存在ですか?
里咲子:心の支えです。私は言葉が好きなんですよ。自分の考えを支えてくれることもあるし、「こういうふうに考える人もいるんだな」とか、「こんな気持ちで生きてる人もいるんだ」って気づかされることもあって。人を知るものでもあります。
Lei:では『ブラック・ラグーン』ついてお聞かせください。初めて読んだきっかけは?
里咲子:アニメヲタクのお客さんに人生で一番好きな作品を聞いたら『ブラック・ラグーン』を教えてくれたのがきっかけで、アニメも漫画も観ました。
Lei:初めて読んだ時の感想は?
里咲子:女強ぇ!!ってなりました(笑)。女の子が戦うといえば美少女戦士系の作品を通ってきたので、また違った女の子の戦いもあるんだと思いました。
Lei:『ブラック・ラグーン』のどんなところが特に刺さりましたか?
里咲子:レヴィみたいないかにもかっこよくて強い女の子も好きなんですけど、ロベルタみたいな、眼鏡姿に三つ編みしてメイド服着てるのに銃持ってる姿がめっちゃ刺さりました。
Lei:印象的なシーンやセリフは?
里咲子:やっぱり、ヘンゼルとグレーテルのシーンです。一見可愛い子供なのに、本当は残酷なことばっかりしてきて、でもそれしか生きる術がなかったんだと思うんです。幼い子供ながらどうにか生きてきたのはかっこいいと思いました。ヘンゼルとグレーテルの残酷な結末にロックがショックを受けて苛立つシーンがあるんですけど、そこでベニーがロックに言うセリフが一番印象に残っています。残酷だけど、この2人の生き様だから美しく感じました。

『ブラック・ラグーン』 3巻 P67より引用
Lei:ロアナプラの住人になったら、どんなキャラクターになりたいですか?
里咲子:実際の自分だと速攻死んでしまうと思うんで(笑)、レヴィみたいな強い女の子になりたいです。口も悪くてガニ股で歩いたりしてそうな感じ。
Lei:今の里咲子ちゃんとは真逆ですね(笑)。『ブラック・ラグーン』の物語を通して、自分の価値観に変化はありましたか?
里咲子:女も戦えるし強いんだと感じました。女性が上に立つと言ったら変な言い方ですけど、そんな女性のかっこよさを感じる世界もあるんだと。『ブラック・ラグーン』は裏社会のお話ですけど、現実にもある社会問題も取り入れられていて考えさせられました。
Lei:最後に『ブラック・ラグーン』の魅力は?
里咲子:残酷さの中にある美しさです。本当はよくないとされる生き方だけど、みんなそれぞれの生き方を全うしていることが美しいと思います。
Lei:ありがとうございました!
里咲子
Instagram @risako_9823
1998年2月3日、奈良県出身。大阪と東京で美容師しながら、ヘアメイクアーティストとしても活動中。
Lei
Instagram @leipooon
1997年、兵庫県出身。MEQRI JOURNAL ディレクター。13歳からタレントとして活動後、2022年に自身のブランド『Margarines』をスタートしデザインやディレクション全てを行う。同年、クリエイティブスタジオ『studiolab404.com』の立ち上げと共にメンバーとして加入。
着用アイテム
ブラックラグーン Long Sleeve Tee Bloodsport Fairy Tale
着用者身長: 160cm
着用サイズ: M