MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。
着用アイテム
シドニアの騎士 Sweatshirt SALVATION
Color: BLACK
Size: M/L/XL/XXL
着用サイズ: XL
今回は、PRやモデルとして活躍される永岡拓真さんにご参加いただきました。
Lei:初めまして!まずは自己紹介をお願いいたします。
拓真:永岡拓真と申します。キャスティングやPRをメインでやりながら、フリーランスでモデルのお仕事をしていたり、眼鏡が好きで勉強をしながら眼鏡関係の仕事をしています。
Lei:今日もサングラスされてますもんね!沢山お持ちなんですか?
拓真:30本程持っています。僕は地元が福井なんですけど、地元に携わる仕事をいつかしたいなと漠然にずっと思っていて。自分が好きかつ、福井が誇れる産業なので眼鏡の仕事に携わりはじめました。敬意を持って始めるために、ネットや本や美術館で、歴史から猛勉強しました。
Lei:今日はMEQRIの商品から好きなアイテムを選んで、私物でスタイリングをしていただきました!スタイリングのポイントを教えてください。
拓真:普段綺麗めなスタイリングが多いので綺麗めな部分を残しつつ、スウェットの強めなグラフィックに合わせてストリートなスタイリングを組みました。
Lei:コートめっちゃかっこいいですね!素材も面白い。
拓真:「08sircus」のコートでビニールっぽい素材なんですよ。実はリバーシブルで、このレイヤード風のMA-1と繋がってるんです。
Lei:まさかのリバーシブル!オールブラックで統一感ありつつ、実は遊びがあるスタイリングですね。選んでいただいた「シドニアの騎士 Sweatshirt SALVATION」のお気に入りポイントは?
拓真:フロントのグラフィックも気に入っているんですけど、着た時のシルエットがめっちゃいいです!僕、クルーネックのスウェットが鬼大好きなんですよ(笑)。常に着ていたくて結構持っているんですけど、スウェットの中でも綺麗めに着れるし、絶妙な生地感が良いです。
Lei:実は拓真さんには過去に「弐瓶勉 作品」シリーズのLOOKモデルを務めていただいています!今回選んでいただいたアイテムも『シドニアの騎士』ですが、元々作品のファンだったんですか?
拓真:そうなんです。高校生の頃にアニメの方を初めて観ました。『シドニアの騎士』のアニメって3Dアニメーションなんです。当時は2Dアニメーションが主流だったので、3Dアニメーションに違和感を感じてて苦手意識があったんですが、『シドニアの騎士』の3Dアニメーションはそんなことなくて面白いと思いました。当時から色んなジャンルのアニメを観てたんですけど、今までにないタイプの作品だと感じて、観ていてすごく心地よかったんです。
Lei:壮大なスケールの物語で不思議な世界観ですよね。
拓真:絶妙に心地いい部分を刺してくると言いますか…。決してわかりやすくはないんですけど、弐瓶さんの作品の中ではわかりやすいんですよ。恋愛要素もあるし、ロボットバトルシーンもあるし、SF要素もしっかりあるので弐瓶さんの他の作品と比べると理解しやすいと思います。
Lei:初めて読んだ時の感想を教えてください。
拓真:当時は少年ジャンプや少年マガジンとか媒体物をメインで観ていたんですけど、ちょうど大人向けの青年漫画も見始めたタイミングで出会って、なんなんだこれって独特な空気感を感じました。あとは漫画とアニメでは異なる雰囲気があると感じましたね。
Lei:どんな違いですか?
拓真:漫画の方が弐瓶さんっぽさがより強くて、アニメーションの方が視聴者にとってわかりやすくなっている気がします。僕が思う二瓶さんの作品ってBGMがないんです。普通の少年漫画は想像の中でBGMがわんわん流れているんですけど、弐瓶さんの作品は実際にその場で起きている音しか入ってこなくて、すんとしています。なのでアニメだとBGMが入るのでわかりやすく感じたのかもしれない。
Lei:世界の終わりが隣り合わせという緊張感がありながら、“死”に対して冷静に描かれている感じが印象に残りました。拓真さんはどう感じましたか?
拓真:世界観は全くリアルじゃないけど 、その中で生きてる人たちの描き方がすっごいリアルだなって思いますね。“死”に対しての描き方が絶妙に静かだけど、別に悲しんでないわけじゃなくて、そういうところがすごいリアル。
Lei:特に印象に残ったところはありますか?
拓真:男性と女性と“中性”という性が描かれていたのが印象に残っています。最初は“中性”だったイザナが気づいたら女性になってて、見返したら徐々に変わっていたんですよね。あれは衝撃でした。
Lei:お話をお伺いしていると漫画・アニメが好きなのが伝わります。どれぐらいご覧になっているんですか?
拓真:ちゃんとは数えてないですけど、アニメは多分500本以上は観てます。漫画は最近スマホで見れちゃうんで、紙の本を買う機会は減りましたが実家に2000冊ぐらいあります。
Lei:中でも1番好きな漫画・アニメはありますか?
拓真:この質問、めっちゃ難しいんですよ(笑)。沢山あるんですけど、僕の中で一番思い出深くて熱量があるのは『ソードアート・オンライン』ですね。アニメ好きな人なら誰もが通るような超王道でメジャーな作品なんですが、中学3年生の頃から原作のライトノベルを読んでいて、アニメ化されてからはもちろん全部見ました。多分、3、4周はしてると思います(笑)。映画も劇場に3回ぐらい足を運んで観ましたし、最近は美術館で展示もあったので、行ってきました。僕にとっては特別な思い入れが1番強い作品です。
Lei:では拓真さんのスタイルについてもお聞かせください。スタイリングする上でのルールなどはありますか?
拓真:場所や天気に合わせてスタイリングしたり、会う人の服装の雰囲気に合わせてスタイリングします。みんなそうだと思うんですけど、僕はそこを第一優先で考えてますね。
Lei:Instagramで拝見していると、様々なスタイルを楽しんでいらっしゃいますが、どれも品のあるスタイリングだなと感じました!そうした点は意識されていますか?
拓真:ありがとうございます!良いこと言ってくださいました(笑)!確かに意識していますね。ストリートなスタイルでも品が残るように心掛けています。さっきの回答こっちにしてください(笑)
Lei:お気に入りのショップやブランドはありますか?
拓真:一番好きなブランドは「Dries Van Noten」です。ベルギーのアントワープにある本店にも行きました。彼のブランドが貫いている思想や信念が素敵なんです。廃棄物を減らす努力や、インドに拠点を置いて職人を雇い刺繍を施したり、ビジネスとしての側面はもちろんありますが、ビジネス臭さを感じさせないところが変わらず好きですね。
Lei:最後に拓真さんのスタイルへのこだわりを教えてください!
拓真:表面上のデザインだけじゃなくて、その後ろのストーリーを重視してます。バックストーリーを知ってから欲しいと思うことが多いので、なるべくデザイナーや作家の方から直接買いたいと思います。
Lei:ありがとうございました!
永岡拓真
Instagram @takuma_nagaoka
1996年、福井県生まれ。
現在、「kinhage inc.」にてキャスティング・ディレクション・マネジメント業務に携わるほか、モデルやアイウェアブランドのオプティシャンとしても活動中。2022年まで芸能事務所に所属し、俳優・モデルとして幅広い分野で活躍。
Lei
Instagram @leipooon
1997年、兵庫県出身。MEQRI JOURNAL ディレクター。13歳からタレントとして活動後、2022年に自身のブランド『Margarines』をスタートしデザインやディレクション全てを行う。同年、クリエイティブスタジオ『studiolab404.com』の立ち上げと共にメンバーとして加入。
©弐瓶勉/講談社