STYLING WITH:erika / DEEP DIVE in sync with GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。

今回は、エレクトロニック・ユニット plan i のerikaさんにご参加いただきました。

Lei:こんにちは!まずは自己紹介をお願いします。

erika:erikaです。普段はplan iというユニットでアーティスト活動をしています。


Lei: plan iはどのようなユニットなのでしょうか?

erika:エレクトロニック・ユニットで、sayakaと2人で歌を歌っています。テクノやハウス、ダンスミュージックをベースに歌をのせた楽曲を配信したり、ライブをしたりしています。あとはDJとしてもオファーしていただくので、DJもしています。


Lei:私が最初にplan i を知ったのはイベントでお二人がDJとライブをしているのを拝見した時です。とっても綺麗なお姉さん2人がバキバキにDJを回していると思ったら、歌い出してかっこよくて衝撃を受けたのを覚えています。音楽好きな女の子が憧れる存在だなと。

erika:嬉しいです。私、かっこいいって言われたいんですよ(笑)。女の子だから可愛いねじゃなくて、男の人からもかっけぇって言われたい。

Lei:そんなplan i が生まれたきっかけは?

erika:私もsayakaもダンスをやっていました。でも他人の曲で踊るのに限界を感じて、オリジナルでやりたいと思ったんです。それで歌ってみようってなったんですけど、人脈もないし、もうとにかくイベントに顔出して、人に会って、コネクション作ってってところから始まりました。最初は方向性を模索しながらだったので、ボイトレに通ったり、舞台っぽいこともやったし、理想と違う活動をしていました。


Lei:今の形になるまで試行錯誤があったんですね。

erika:そうなんです。そんな時期もあって、ライブハウスに行ったときに、ラッパーが自由にお客さんと乾杯したり、ノリで盛り上げたりしてるのを見て、「超かっけぇ!」って衝撃を受けたんです。それで、環境を変えたらやりたいとこに近づけるかもと思って、そういうイベントに通って、繫がりも増やして。やっと今一緒に曲を作ってくれているつばめさんに出会って「一緒にやってください!」ってお願いして、今があります。やっと自分達がかっこいいと思える理想を形にできました。

Lei:plan i はどういったカルチャーや音楽シーンに影響を受けているんですか?

erika:ハウスとかテクノとか、いわゆるダンスミュージックが好きです。たぶんダンスをやってたからだと思うんですけど、身体が自然に反応する曲にはテンションが上がります。うちらの場合はもう「踊れるか踊れないか」「かっこいいかかっこよくないか」っていう判断基準がかなりはっきりしてるんです。


Lei:かなり感覚派なんですね。

erika:そうですね。2人とも「かっこいい」と思うものの価値観がすごく似てて。言葉にしなくても「これ、いいよね」「これイケてる」って感じるものが一緒なんです。だからぶつかることがほとんどない。


Lei:実は私も幼少期からずっとダンスやってて、plan iのライブを見た時も「めっちゃ踊れて最高!」って思ったのを覚えています。

erika:やっぱダンスが根付いてるんですよね(笑)

Lei:音楽はどのように作っているんですか?

erika:まず「こういう感じの曲が作りたい」っていうイメージをこちらから提示して、そこからいくつかトラックの候補をもらうんです。で、その中から選んで、2人でメロディーと歌詞をつけていく、という流れが多いですね。


Lei:共同で製作しているんですね。

erika:でも実は今準備してる曲はスランプになっちゃって。特に歌詞って、自分の内面を掘り下げなきゃいけないじゃないですか。だから、考えすぎて病んだり、自分のメンタルの状態が揺らいで、全然作れなくなりました。


Lei: そういう状況をどう乗り越えたんですか?

erika:今回は、いつもみたいに2人で一緒に作るんじゃなくて、1人1曲、それぞれで作って持ち寄るっていう方法に切り替えたんです。今までは、困ったらお互いに助け合って作ってたんですけど、今回はあえて1人でやってみることにしました。以前は踊れるかを重要視していたので、歌詞も耳障りのいい言葉を選んでたんですけど、今回は意味を持たせた歌にしたくて、これまでで一番日本語を使っています。


Lei:楽しみです!リリースはいつですか?

erika:もうレコーディングは終わってて、フィーチャリングを入れようと思っているので、それが完成したらリリースします!夏中にリリース予定です。

Lei:今日はMEQRIの商品から好きなアイテムを選んでいただき、私服でスタイリングをしていただきました!今日のスタイリングのテーマやこだわりを教えてください。

erika:Tシャツがオーバーサイズでメンズっぽかったので、靴を綺麗めにして、アクセサリーも合わせて、カジュアルになりすぎないようにしました。


Lei:erikaさんといえばモノトーンなイメージがあります!

erika:そうですね。モノトーンが多いです。本や映画や色、好きなもの全て温かみよりもダークや無機質な方が好きなんですよ。曲もハッピーな感じよりも暗い曲が好き。

Lei:「攻殻機動隊 Tee ペットフード スミクロ」を選んでいただいた理由や、お気に入りポイントは?

erika:やっぱり背中のワンちゃん。犬が大好きで犬とか動物のモチーフを選んでしまうんです。


Lei:普段はどういったスタイルですか?

erika:モノトーンが多いかな。可愛らしい感じよりは、ちょっとモードっぽい感じが好きです。カジュアルではあるけど、あんまりラフすぎると子供っぽく見えちゃうから、そこは気をつけてますね。

Lei:では「攻殻機動隊」についてお伺いさせてください。Threadsで「攻殻機動隊」にハマっているという投稿を拝見しました!あの投稿はどういった経緯だったんですか?

erika:私ほんとに小さい頃から映画とか本はたくさん観てきたんですけど、なぜかアニメと漫画だけは全然通ってこなかったんですよ。韓国ドラマとか海外ドラマはめっちゃ見るんですけど、アニメには不思議とご縁がなくて...。でもある時、人生観とか倫理観を語り合うような友達が「絶対好きだから『攻殻機動隊』観てみて!」ってすごいおすすめしてくれたんだけど、最初は食わず嫌いしてて。たまたま風邪をひいて寝込んでた時にそのことを思い出して、観てみたらめっちゃおもしろい!!


Lei:覆された!!

erika:アニメに対して偏見があったんです。あんまり感情移入できないイメージがあって、見てこなかったんですが、面白すぎました。アニメって子供向けだと思っていたので、大人向けのアニメもずっと見てこなかったんですよ。「攻殻機動隊」は政治や社会、倫理観までもが描かれてて、考えさせられるところが好きなので、その意義のある内容にビビっと来ました。

Lei:どのようなことを考えさせられましたか?

erika:ロボットと人間の明確な違いってなんだろうとか、生きてるってなんなんだ!みたいな。あとはAIの発展で人間がいらなくなるんじゃないかとか。現代のAIの発展とリンクするところもあって色々考えさせられました。


Lei:初めて「攻殻機動隊」を観たのはどの作品ですか?

erika:TVアニメシリーズの『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』ですね。


Lei:初めて観た時の感想は?

erika:まず、素子めっちゃかっこいいなと。主人公が最初から最後まで、あんなに崩れずに、基本的にボロボロになることがあまりないのがよかったです。振り回される系の主人公だと、感情移入しすぎてこっちも振り回されちゃうので。あとは、こんなに深いアニメがあるんだと思いました。

Lei:「攻殻機動隊」の音楽性についてはどう感じていますか?

erika:観終わったあとにちゃんとリミックスを探しちゃいました。石野卓球さんのリミックスもダウンロードして。「攻殻機動隊」を観たあとは無機質モードだったので、DJセットも無意識に機械音を選んじゃったりしてました。


Lei:観た作品の影響を受けやすいんですか?

erika:すごく受けやすいです。『NANA』にハマってた時は普段電子タバコだけど、ブラックストーン吸っちゃおみたいな(笑)。それを言ったらみんなにださいって言われたんですけど(笑)。服もダメージデニムとかヒョウ柄を選んだりしてました。

Lei:印象的なシーンやセリフは?

erika:素子が、一度ちょっと病み落ちしちゃうシーンがあって。彼女って全身義体じゃないですか。でもその場面では、記憶とか感情にすごく揺さぶられてて、「あ、心はちゃんとあるんだな」人間らしさを感じさせられるんです。


Lei:最後に「攻殻機動隊」の魅力は?

erika:気持ちが振り回されずに冷静に考えながら観れるところです。最後まで無機質なかっこよさがあります。


Lei:ありがとうございました!

erika
Instagram @___erika___y
sayakaとerikaからなるエレクトロニックユニットplan iメンバー。テクノ、ハウスを基調とした音源をリリースしている他、東京のクラブを中心に、Live出演や、DJとして活動中。

Lei
Instagram @leipooon
1997年、兵庫県出身。MEQRI JOURNAL ディレクター。13歳からタレントとして活動後、2022年に自身のブランド『Margarines』をスタートしデザインやディレクション全てを行う。同年、クリエイティブスタジオ『studiolab404.com』の立ち上げと共にメンバーとして加入。

着用アイテム
攻殻機動隊 Tee ペットフード スミクロ
着用者身長 : 160cm
着用サイズ : M

着用アイテム
攻殻機動隊 Tee ペットフード スミクロ
¥6,930(税込)


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