MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。
今回は、フローリストとして活躍されるuwaさんにご参加いただきました。
Lei:初めまして!まずは自己紹介をお願いします。
uwa:表参道ヒルズにあるフラワーショップ「DILIGENCE PARLOUR」のuwaです。
Lei:今日はMEQRIの商品から好きなアイテムを選んでいただき、私服でスタイリングをしていただきました!今日のスタイリングのテーマやこだわりを教えてください。
uwa:『犬夜叉』は戦国時代のお話なので、エプロンのシルエットを絞って袴や鎧を表現して、ファーサンダルは殺生丸のあの白い毛をイメージしています。バッグはハンドルがコードになっているんですけど、これはかごめや犬夜叉が現代から戦国時代にスナックや目覚まし時計とかを持ち込む、その違和感をスタイリングでも表現したくてこのバッグを合わせました。
Lei:「犬夜叉 Long Sleeve Tee 神楽の最期」を選んでいただいた理由や、お気に入りポイントは?
uwa:神楽は物語が進んでいくにつれて応援したくなったキャラクターの一人なんです。このバックにプリントされている、最期に殺生丸と会えるシーンはとても印象に残っていて、着ていると優しい気持ちになれる気がします。
Lei:普段はどういったスタイルがお好きですか?
uwa:可愛いもかっこいいもごちゃ混ぜのスタイルが好きです。
Lei:では、スタイリングをする際のマイルールはありますか?
uwa:絶対◯◯はしない!みたいなのはやらないようにしています。例えば雨の日って短いズボンとか歩きやすい服の方がいいけど、気分が晴れないからわざとロングワンピースを着たりします。これの方がいいってわかってるけど、こっちの方が楽しいでしょって自分をどんどん裏切っていきます。
Lei:今回は特別に、『犬夜叉』をテーマにした花束を作っていただきました。どんなイメージで仕上げましたか?
uwa:四魂のかけらをイメージしました。真ん中の1本の黒紫のバラは四魂のかけらを手にした時に強くなる欲望をイメージしていて、周りに散らしたトゲのあるお花のエリンジウムは、砕けて散り散りになった四魂のかけらを表現しています。仕上げにキラキラの粉をかけているのもポイントです。
Lei:真ん中の黒紫のバラが目を引きますね。周りのお花とのバランスが儚さと強さを感じます。花束などを製作する際にこのように作品をイメージしたりすることはありますか?
uwa:映画からインスパイアされたお花をオーダーしていただいたりしたこともあります。あとは母の日に毎年自分の商品を出しているんですけど、アニメから影響されたものを作ったりしています。
Lei:そういったコンセプチュアルなテーマで製作する際に大事にしていることはありますか?
uwa:1度作品などを観て、自分の中に取り入れて考えてみるんです。そうしたらどうなるのかを大事にしています。花は沢山種類があるので、色んな花を組み合わせるとおしゃれに見えたりすると思うんですが、私はできるだけ花材を絞ってシンプルでまとまりのある見た目にするように心掛けています。
Lei:花束を作るときと、スタイリングを考えるとき、似ている部分があると思いますか?
uwa:たとえば誰かに会う時に「どんな服を着ようかな」って考えるのって、相手の環境や服装、会う場所や目的に合わせて選んでいると思うんです。それって花を贈るときも同じで、贈る相手に合わせて考えます。たとえば妊婦さんなら香りがきつくない花にするとか、猫を飼ってる人には猫に害のない種類にするとか。そういう気遣いの視点が、服と花ってちょっと似てるなって、自分の中では感じています。
Lei:フローリストという仕事の中で、一番好きな瞬間は?
uwa:自分の意志に従わないところです。花って1本づつ生え方も咲き方も違うので、全く同じ物を作れないんです。それが面白いなと思います。
Lei:では『犬夜叉』についてお伺いさせてください。『犬夜叉』との出会いは?
uwa:小学生の頃、姉の本棚で出会いました。姉の本棚を勝手に漁って読んでいたので、悪い妹とされていました(笑)。実は父親もヲタク気質で、自分の趣味部屋を作って、映画観たり、仕事しながら横でフィギュアを作ったりしているぐらい(笑)。なので小さい頃から漫画や映画が身近にありました。
Lei:初めて読んだ時の感想は?
uwa:当初は小さかったので深いところまではわかってなかったのですが、色んな登場人物がでてきて読んでいて面白かった記憶があります。
Lei:『犬夜叉』から影響を受けたことはありますか?
uwa:人を思いやる心の在り方を学んだと思います。人を許す心とか、思いやる心とか、ちょっとした言葉選びが優しいんです。
Lei:『犬夜叉』のどんなところが刺さりましたか?
uwa:キャラクター全員推せるところです。物語の中で一人一人成長していくシーンがあって、「この人も頑張れ」「あの人も頑張れ」って、みんなを応援したくなるんです。
Lei:印象的なシーンやセリフは?
uwa:12巻の地念児という犬夜叉と同じ半妖の回で、かごめが犬夜叉もいじめられたりしていたのか聞くんです。すると犬夜叉がポロっと自分の話をするんですけど、昔の犬夜叉を垣間見れるいいシーンで印象に残っています。

Lei:子どもの頃に観ていたときと、大人になってから観返したとき、見え方は変わりましたか?
uwa:子どもの頃は、ギャグとか戦いのシーンが面白くて見てたんですけど、大人になってから読むと、それだけじゃなくて。さっき話した思いやりとか、人との関わりにハッとさせられる瞬間が多いなと感じるようになりました。
Lei:最後に『犬夜叉』の魅力は?
uwa:やっぱりそれぞれのキャラクターにフォーカスが当たって、それぞれが成長していくところが、すごくいいなと思います。
Lei:ありがとうございました!
uwa
Instagram @23uwa
1995年、大阪府生まれ。現在、フラワーショップ『DILIGENCE PARLOUR』にて主に仕入れや装飾を担当する。自身のオリジナルレーベル『uwa by DP』では、ファンタジックでノスタルジーな花にまつわる商品を展開。
Lei
Instagram @leipooon
1997年、兵庫県出身。MEQRI JOURNAL ディレクター。13歳からタレントとして活動後、2022年に自身のブランド『Margarines』をスタートしデザインやディレクション全てを行う。同年、クリエイティブスタジオ『studiolab404.com』の立ち上げと共にメンバーとして加入。
着用アイテム
犬夜叉 Long Sleeve Tee 神楽の最期
着用者身長 :152 cm
着用サイズ : S