MEQRI JOURNAL・ディレクターのLeiが、様々なシーンで活躍するキーパーソンに、MEQRIのアイテムを使ってそれぞれの個性を活かしたスタイリングをしていただく企画「STYLING WITH」。
着用アイテム
カイジ Hoodie 腐蝕
Color: BLUE GREY
Size: M/L/XL
着用サイズ: M
.webp?1741832934112)
今回はアーティスト兼プロデューサーの苺りなはむさんにご参加いただきました。
Lei:初めまして!自己紹介をお願いします!
りなはむ:苺りなはむです。BPM15Qというボーカルユニットや、電音部というキャラクターコンテンツの声優、ソロアーティスト、プロデュース、イベントの企画と、自分の会社の代表もしています。
Lei:めちゃくちゃ幅広くご活躍されている中で、りなはむさんはご自身の活動のセルフプロデュースもされています。そのようにしようと思った経緯をお聞かせください。
りなはむ:こういう音楽をやりたいとか、こういうビジュアルで表現したいみたいな、こだわりがすごく強かったので、人にプロデュースしてもらうより、自分でやっちゃいたいなと思ってセルフプロデュースを始めました。実はプロデュースされる側の頃から妄想の企画書を作ったりしてました。
Lei:りなはむさんはご自身のプロデュースと、りなはむさんが代表を務める会社で、他のアイドルのプロデュースもされていますよね。ご自身と他の方をプロデュースする際に、意識して分けていることや、違いを感じる点はありますか?
りなはむ:セルフプロデュースだと自分のやりたいことを優先していますね。誰かのプロデュースをする時は、その子が1番映えることを意識しています。例えば歌だと自分だったらこう歌うけど、この子だったらこの表現をするのが合うかもみたいな。
Lei:そういったプロデュースにおけるインスピレーションはどこから取り入れていますか?
りなはむ:日常や音楽から取り入れることが多いです。目に見えた色とか景色、聞いている音楽からビジュアルが思い浮かんだりします。
Lei:音楽からもインスピレーションを取り入れているんですね!音楽といえば、りなはむさんの曲を聞かせていただいたのですが、色んなジャンルをやられている印象を受けました。りなはむさんが作る音楽のルーツはなんですか?
りなはむ:電子音楽がすごく好きなんです。好きになったきっかけは中田ヤスタカさんで、そこから調べていきました。
Lei:中田ヤスタカさんとご一緒に曲を出されてましたよね?
りなはむ:そうなんです。オファーがきて、音楽をやりたいと思ったきっかけの人だったのでめっちゃ嬉しかったです。そんなことってあるんだと思いました。
Lei:プロデュースする上で一番大切にしていることはなんですか?
りなはむ:さっき言ったように、この人やこのグループだったらどう見せるのが魅力が伝わるかなって考えますね。コンテンツごとに世界観をがっつり作るんですけど、見た目とか音が一致する世界観を提示できるように心掛けています。統一していた方がライブで見た時の没入感があるので。
Lei:コンセプト作りから、ライブまで想像してプロデュースされているんですね…!
りなはむ:はい。ライブ演出だけじゃなくて、照明などのビジュアルイメージまで考えています。
Lei:ライブ演出や照明はより専門的なイメージですが、勉強などされていたんですか?
りなはむ:勉強というよりは、演出家の方や照明さんと話しているうちにどんどん知識がついていきました。最初は照明の名前とか、どういう照明なのかも全く知らなかったけど、学んでいきました。
Lei:さて、今回MEQRIの「カイジ」コレクションから「カイジ Hoodie 腐蝕」を選んでいただき、私物でのスタイリングをお願いしましたが、スタイリングのポイントはありますか?
りなはむ:今日は“可愛い戦闘服”をテーマにスタイリングしました。首元は鎖っぽいごつめのネックレスだけど、ミニスカートを合わせたり、カイジの戦闘感に、可愛さをプラスしてみました。
Lei:このふわふわのしっぽもめっちゃ可愛いですね。普段はどこでお買い物するんですか?
りなはむ:海外で買うことが多いです。ライブでアメリカに行くことがあるんですけど、ロサンゼルスのメルローズに洋服のお店がずらっと並んでてめっちゃ楽しいんです。手がはち切れそうなくらい買い物しました(笑)。あとは韓国や中国のオンラインストアでもよく買います。
Lei:りなはむさんのファッションスタイルは独自の世界観が投影されているなと感じますが、自分のスタイルを作る上で何か意識されていることはありますか?
りなはむ:好きな服を着ることを一番大事にしています。気分で着たい服が変わるので、ギャルな気分の時はとことんピンク、澄んでいる気分の時は全身白、強めの気分の時は真っ黒を着たりしています。実は最近もギャルの気分だったので、ネイルまでめっちゃギャルです(笑)
Lei:Instagramを見ていてもどの投稿も全然違う雰囲気の服を着ているのに、全体的に一貫性といいますか、りなはむさんらしさが感じられるなと思っていました。
りなはむ:それは好きなものにこだわって着ているので、どこかで繋がっているのかもしれません。
Lei:ではりなはむさんの世界観やスタイルはどうやって見つけ出したのでしょうか。
りなはむ:アニメやヲタクカルチャー、原宿カルチャー、クラブカルチャーなど、通ってきたカルチャーや街に影響を受けていると思います。
Lei:なるほど。色んなカルチャーに触れてこられたんですね。クラブカルチャーですと先ほど好きとおっしゃっていた電子音楽が繋がってきますね!
りなはむ:はい。クラブは好きな音に出会えるので今でもめっちゃ好きです。あとはDJもしています。
Lei:本当に多才。幅広くお仕事やられていますが、お休みとかあるんですか…?
りなはむ:あんまりないかも。趣味とお仕事が同化しちゃっていて、気づくとなんかやってしまいます。でもそれが楽しいんです。
Lei:「カイジ Hoodie 腐蝕」のお気に入りポイントを教えてください。
りなはむ:シルエットがダボっとしているけど、大きすぎなくて丁度いいんです。ミニスカートを着ても可愛い丈感。あとは自分のイメージカラーが水色なので、この色もとても気に入っています。
Lei:今回ご着用いただいたカイジコレクションは原作絵を使用したコレクションとなりますが、コレクションに使用された原作絵をご覧になっていかがですか。
りなはむ:独特なタッチと迫力がめちゃくちゃかっこいいなと思いました!表情の描き方にすごくインパクトがあって、着るだけで世界観に引き込まれる感じがします。中でも「カイジ Hoodie 未来は僕らの手の中」に使用されている原作絵はカイジの表情や手の描写から伝わる緊迫感がすごいと思いました。
Lei:「カイジ」との出会いは?
りなはむ:前から「カイジ」は知っていたんですけど、観たことはなくて。アニメを動画配信サービスで見つけて観てみたらとても面白くて、アニメ以外の「カイジ」作品も観ちゃいました。
Lei:カイジを観て、どんな感情を抱きましたか?
りなはむ:スリルがすごくて、めっちゃドキドキしました(笑)。面白くて全部一気に見ちゃいました。
Lei:印象に残っているシーンはございますか?
りなはむ:Eカードのシーンで逆転勝ちするところが衝撃的で一番印象に残っています。

『賭博黙示録カイジ』 12巻 P47、P48より引用
Lei:「カイジ」のどのようなところが好きですか?
りなはむ:戦いに真剣かつ、信念を持って、“勝つぞ”という意志が自分にも通じるところがあったんです。夢を掴む為に諦めないところが好きで、「諦めなければまだ道はある」という考え方にとても共感します。私はセルフプロデュースで活動してきたので、壁にぶつかることも多いんですけど、それでも「絶対にやりたい」「自分の世界を形にしたい」という気持ちがあったからこそ、ここまで続けてこられたと思っています。カイジみたいにどんな状況でも諦めずに突破口を見つけていく姿勢って、すごく大事なことだなと思うし、これからもそのマインドで活動していきたいです!
Lei:先ほどもアニメに影響を受けたとおっしゃっていましたが、アニメを好きになった入口はなんだったんですか?
りなはむ:引きこもりの時代があったんです。その時は一生アニメを見続けました。あらゆる作品を見まくって好きになりました。特にSFや泣ける系、タイムリープ系のストーリーが好きです。1番好きなのは『STEINS;GATE』。ゲームも持っていて、アニメもいまだに観返すぐらい好きで、めっちゃ泣けます。観る度に新しく気づくところがあったりするんです。
Lei:アニメがお仕事のインスピレーションの源になったりしますか?
りなはむ:すごくあります。アニメってよく名言が誕生するじゃないですか。例えば「カイジ」だと「明日からがんばるんじゃない…今日…今日だけがんばるんだっ…!」とか、そういう考え方に影響を受けますね。あと、『魔法少女まどか☆マギカ』も好きで、アイドル時代の衣装に影響を受けたとこもありますね。
Lei:どれぐらいの頻度でアニメを見ていますか?
りなはむ:アニメを観る為に動画配信サービスは全て登録しているので、パッと開いて気になるのがあったらすぐ観ます。アニメを観ながら作業することもよくあって、BGM感覚で流してる時もありますね。
Lei:日常に溶け込んでるんですね…。ってことは観た作品数で言うと100作品ぐらい観ているんじゃないですか?(笑)
りなはむ:それぐらい大量に観てると思います。もう思い出せないレベルで大量に観ていて、1回全部数えてみたい(笑)
Lei:りなはむさんにとってアニメはどのような存在ですか?
0りなはむ:単なる娯楽じゃなくて、“源”のように自分に欠かせない存在です。
Lei:ありがとうございました!
苺りなはむ
Instagram @15rinahamu
企業家、アーティスト、作詞家、元女性アイドル。
2021年1月に日本武道館で解散したアイドルグループCY8ERのプロデューサー兼事務所15STYLEの代表。
現在はボーカルユニットBPM15Qのボーカリスト、ソロアーティスト、アパレルプロデューサー、バンダイナムコエンターテインメントが手掛けるキャラクターコンテンツ電音部のパートナー企業としてネオトウキョウエリア/ネオナカノエリアの制作運営プロデュースを務める。ネオトウキョウエリアではねねるねる役のキャラクターボイスも担当している。
Lei
Instagram @leipooon
1997年、兵庫県出身。MEQRI JOURNAL ディレクター。13歳からタレントとして活動後、2022年に自身のブランド『Margarines』をスタートしデザインやディレクション全てを行う。同年、クリエイティブスタジオ『studiolab404.com』の立ち上げと共にメンバーとして加入。
着用アイテム
カイジ Hoodie 腐蝕
着用者身長: 159cm
着用サイズ: M
©福本伸行/講談社